サーバ圧迫回避!WordPressのリビジョン機能の停止と過去分削除
リビジョン機能をコードを使って停止する方法とプラグインを使って停止・削除する方法です。
WordPressにはリビジョン機能が標準でついています。リビジョンとは記事の変更などを履歴として残す機能です。手動での保存や自動保存でどんどんリビジョンは増えていき、ひとつの記事に対して5〜10個くらい過去バージョンが保存されます。
1つの記事に対してそれだけ過去バージョンの履歴が残っているということはサーバ容量を圧迫しています。複数人で実装するプログラム作成ならともかくブログに関しては過去バージョンの記事に戻すという場面もあまりないかと思います。
ということで、リビジョン機能を停止し、過去リビジョンを整理することでサーバのパフォーマンス向上を計ってみたいと思います。
01 . コードでリビジョン機能を停止する
サーバのルート直下にある「wp-config.php」に次の定義を追加してください。自動保存一世代以外のリビジョンが停止します。
define(‘WP_POST_REVISIONS’, false);
リビジョン機能は残したいけどサーバを圧迫したくない場合は、リビジョンの世代数を調整できます。※整数値がリビジョン数
define(‘WP_POST_REVISIONS’, 5);
「wp-config.php」に編集が必要なのはここまでです!というコメント行があると思いますのでその直前に追加すればOKです。
□WP_POST_REVISIONSのパラメータ
ture(デフォルト):すべてのリビジョンを保存する
false:リビジョンを保存しない(ポストごとの一世代の自動保存除く)
int:リビジョン数
02 . プラグイン「Disable Revisions」でリビジョン機能を停止する
プラグイン「Disable Revisions」でも同様にリビジョンを停止できるようです。私はコードで対応したので試していないですがソースファイルを触り慣れていない場合はプラグインを利用するといいと思います。(2012/08/06時点でWordPress3.4.1未テストのようです)
03 . 過去分のリビジョンを削除するプラグイン「Delete-Revision」
リビジョン機能を停止した以降はリビジョンが追加されませんが、過去分のリビジョンは残ったままになっています。この過去のリビジョンもプラグインを利用して削除することが可能です。(デリート系(削除)の操作になりますのでバックアップを作成ください)
WordPress管理画面→左のメニュー「プラグイン」→「新規追加」で「Delete-Revision」を検索します。検索結果に表示されると思いますので「いますぐインストール」をクリックします。インストールが完了したら「プラグインを有効化」をクリックして有効にします。
WordPress管理画面の左メニューから「設定」→「Delete-Revision」をクリックします。
「Check Redundant Revision」をクリックします。
リビジョンの一覧が表示されます。その一番下に「Yes, I would like to delete them!」とありますのでクリックするとリビジョンが削除されます。
過去のリビジョンが削除されました。
04 . 数値でみてみる
プラグイン設定時点で47記事ありましたが、リビジョンは359ありました。ひとつの記事あたり7〜8つのリビジョンを保持していたことになります。まだ記事数の少ない当ブログでこの数値になりますので1000記事あればおよそ7000〜8000のリビジョンがあることになります。
テキストでの保存といっても結構な量ですね。以下は当ブログでの47記事359リビジョンでのサーバ使用容量の変化値です。
リビジョン削除前:111.596MB
リビジョン削除後:111.592MB
微妙な変化ですがチリも積もればです。リビジョン機能が不要であれば一度削除を検討してみても良いかもしれません。
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