ワードプレスの月別アーカイブの月を2桁にする方法:YYYY年MM月
”WordPressの月間・月別アーカイブですが1月と12月で長さが異なるので桁数を揃えてみました”
WordPressの月別アーカイブ、記事を投稿していくだけで月ごとに纏めてくれるので大変便利なのですが、縦に並べた時YYYY年M月という書式なので1月と12月では文字の長さが半角分違うのです。これが正直気になります…
あのフレーズが飛んできそうですがいいのです。
あのフレーズとは「A型ぽいよね」です。はい、私A型ですもの、気になるのですよ!あの微妙なウネウネが。ってことで縦に揃える方法です。
01 . YYYY年M月をYYYY年MM月に
少し説明を加えますと2013年1月を2013年01月という風に月を2桁表示に変更し、月別アーカイブで表示される文字の長さを一定にしたいと思います。
ワードプレスは多言語対応されており、世界中の人が使えるわけですが、それは「Japanese」を「日本語」と変換してくれているように翻訳の言語ファイルが存在することによって可能となっています。
つまり「何月」という表示は英語での月名(Marchとか)を日本語に翻訳し出力された結果です。この翻訳ファイルがM月という形で変換し出力しているので、ここをMM月としてやればいいわけです。
02 . 翻訳ファイルの場所
サーバの「/wp-content/languages」にそのファイルがあり、ja.po、ja.moがそれにあたります。拡張子.poは翻訳のリソースファイル。拡張子.moがバイナリファイルになります。まず「jp.po」を見てみます。
3588行目あたりでmsgid:「January」をmsgstr:「1月」と置き換えてあります。msgはメッセージ、strは文字列(Strings)の意味になりますので、この記述はID:Januaryを文字列「1月」にしてねって意味になります。
このjp.poのmsgstrを「01月」に変更してUPしてやればOKな感じがしますが、Wordpressが実際に読みに行くのはjp.moファイルになります。ですのでjp.poを変更しても表示に変化はありません。
ではjp.moを変更すればいいや、という流れになるのですがこのファイルはコンピュータが読み込むファイルになるので人間用ではありません。ですのでjp.poを編集後、このjp.moを作成(コンパイルといいます)する必要があるのです。
03 . .moのコンパイルソフト
.moのコンパイルにはPoeditというソフトで行うことができます。Mac,Windows,Linux版とそれぞれ揃っているのでダウンロードし、インストールしてください。こちらからダウンロードできます。Poedit(日本語版)
04 . .moのコンパイル
まずサーバの「/wp-content/languages」からja.poをダウンロードします。(バックアップは取っておいてください。)Poeditを起動します。
「ファイル」メニュー、開くからjp.poを開きます。変更したい箇所を探し選択し、値を変更します。
今回は1月を01月というように2桁に変更したいので1月から9月までを変更し、保存します。保存するとja.poと同じ箇所にja.moがコンパイルされます。このja.moをサーバにアップロードしたら完成です。
05 . 完成
これで表示桁がYYYY年MM月になりましたのでまっすぐ並びました。
当人以外はわりとどうでもいい変更かと思いますが、jp.poを編集することで使用範囲はとっても広い応用の効くカスタマイズの紹介でした。
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